皆さん、アメリカに”世界記録バスを育てるための施設”があるのをご存じですか?

TEXAS FRESHWATER FISHERIES CENTER / テキサス淡水水産センター
テキサス州アセンズにある、州政府が運営する巨大な淡水魚の研究・養殖・教育施設。
表向きは、旅行者向けの観光施設として建設されたが、真の目的は違うようです。


この本の”第6章でかいほどよい”に出てくるのが、テキサス淡水水産センター。
初めて読んだときは、『ここまでやるのか!?』と衝撃を受けました。
そして、『どれほどまでにバスは愛されているんだ。。。』と感じる内容でした。

今回はその念願が叶って”テキサス淡水水産センター”へ突撃です。
こりゃ、もう、日本の全バスアングラー必見ですよ!!

敷地面積は約43ha(約430,000㎡)の東京ドーム約9個分。
そのうち養殖池は約15haで、本格的な水産研究拠点となっている。
総工費は、なんと1800万ドル(当時約20億円)。
その主な財源は、連邦のスポーツフィッシュ基金や民間の寄付で、
州の一般財源を使わずに建設されたようです。
テキサスのバスフィッシング産業が、魚を育てる仕組みまで支えているんですね。

エントランスを入ると、屋外展示を順番に見て回れる配置になってます。
こちらはテキサスの渓流を再現した屋外水槽。

テキサス州中南部に広がる丘陵地帯に生息する魚たち。
どこを切り取っても画になりますね。さすがアメリカ。

これらの水槽を見て分かったことは、一等地には一級品の魚がいること。
写真には写ってませんが、一番デカいティンバーの下に、一番デカいバスが居座っていた。
そして、その周りをもう少しサイズダウンしたバスがウロウロしていた。
もしかすると、我々が釣っているのは、サイズダウンバスかも知れない。。。

こちらは来場者が釣りを楽しめる池。バス、ギル、トラウト、キャットフィッシュなど。
竿やエサは無料貸し出しで、キャッチ&リリースが基本です。

池の前にある、Brookshire Conservation Education Center。

この施設では、子供や学生向けの釣り教室、キャスティング講座、
自然保護や水産資源の管理セミナーなどが行われているそうです。

心当たりのある人、挙手!!ハイ。。。汗
大人も子供も学べる、そんな場所って素敵ですね。

スタッフのゾウさん(左)が、優しく丁寧に教えてくれました。
日本大好きのようで、急に童謡ぞうさんを笑顔で歌いだした。ビックリした。笑
『琵琶湖のバスの状況はどう?』なんて心配してくれたなぁ。。

そして、TFFCの名物プログラム”Dive Show”がスタート。
簡単に言うと、巨大水槽にダイバーが水中で魚に直接エサをあげるショーです。

ラージ、スモールマウス、キャットフィッシュ、ガ―、チョウザメ etc…
主なエサはオキアミで、ダイバーは一瞬で魚たちにたかられます。

10lbオーバーの巨大ラージマウスバスを発見!つか、動き遅っ!!
口元に持っていかないとエサが入らないし、ずっと口が空いてるからエサが逃げる。
湖上で『デカいのおるけど、喰わんなー』状態の時、これを思い出すべし。

そして、今回の視察で最も重要な場所が、この青い円形水槽。
これこそまさにShare Lunker専用の収容設備 “Lunker Bunker” です。
この水槽の前に、Toyota Share Lunker Program の説明を少し。

主な目的は、”大型ラージマウスバスの選択的繁殖と放流”で、
運営はTexas Parks and Wildlife Department (TPWD)、
繁殖拠点が、ここTexas Freshwater Fisheries Center(TFFC)となってます。
細かいルールは省略しますが、流れは以下の通り。
- 13lb以上のバスを釣る(1月1日~3月31日の期間内)
- Share Lunker 担当者へ連絡
- TPWDの回収チームが駆けつけ対応
- TFFCにバスを搬送
- 受精・産卵・孵化・稚魚の育成
- 元の湖に戻す

ようするに、”5.受精・産卵・孵化・稚魚の育成”がこの場所で行われているのです。
またTFFCでは、フロリダラージマウスバスを年間300~400万匹生産しているようです。
『いやいや、釣った本人に何のメリットあんねん!?』と聞こえてきそうですが、、、

自分が釣った魚のレプリカが贈呈されたり、公式認定・記念品や専用のアパレル、
年間表彰イベントのVIP招待、年間最大魚のAOY選出など。
そして抽選賞品ではあるものの、なんとBass Pro Shops 5,000ドル分の商品券もあり。
日本円で約80万円分ですよー、ただし抽選に参加する権利がもらえるだけですが。

あとは、”Texas Freshwater Fishing Hall of Fame”と言う殿堂があります。
Share Lunker を釣っただけで自動的に殿堂入りするものではありませんが、
テキサスの淡水釣り文化に大きな貢献をした人物や団体を選考し顕彰するようです。

いやー、こんなところに自分の名前があったら鼻が高いだろーなー。。。
トレドベンドの生ける伝説 Tommy Martin の名前もあった。

彼らが目指す世界記録バスのレプリカも展示されてました。
テキサス州の記録が18lb2oz、世界記録は22lb4oz。
しかし、テキサスの挑戦はまだまだ続く。。。

最後にお土産物コーナー。アメリカンな可愛い雑貨がずらり。
マグカップ、ぬいぐるみ、キャップ、あとは、、、

このポスターを買いました。いつもそばにテキサスを。

テキサス州のバスフィッシングにかける思いを感じられたのではないでしょうか!?
釣り人の夢と、それを支える科学や施設、そして州を挙げた取り組み。
もしかすると、次の世界記録バスは。。。なんて考えるとワクワクしますね。
TORU

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